私が20歳を過ぎて、自然な流れで音楽ユニットやロックバンドでシンセ鍵盤を弾く機会が増えていきました。
最初はメジャーな楽曲のコピーから入って満喫していましたが、ロックバンドでは途中からオリジナル曲に手を出していきます。
メンバーが書いた歌詞に私が曲を付けアレンジしていくというパターンで、それはそれは楽しい作業だったです。
この頃になると、作曲のツールがSY77からPCへ移行し、シーケンスソフトでDTM音源を鳴らすというセッティングになっていきます。
<DTM音源 Roland SC-88> ※Roland社HPより

シーケンスソフトは、最初は国産ものを使っていましたが、PCとの相性からか頻繁に落ちたので、その後Cakewalk~Sonarを使い、最終的にCubaseに落ち着きました。Cubase5のときからでしたね。
PCは、「余計なものはいらない」という理由で、自作が中心でした。稼働するまでは大変でしたが、トラブった時は修復の時間が短くて済んだですね。
さて、ロックバンドでオリジナル曲をやるにあたり、デモテープを作成するのですが、最後の関門が、画竜点睛となる「仮歌入れ」でした。
デモのメロディラインがシンセメロだけでは、微妙な歌詞の譜割りなどを伝えられないので、下手でも仮歌で伝えるのがベストだと思います。
ただ、私の歌唱は、曖昧なピッチが持ち味(?)なので、聴き返すと「これで合っているのかな…」と、不安を通り越して、お蔵入りせずにはいられない衝動によく駆られたものです。
結局は、無理やりベストテイクを決めてメンバーに聴いてもらうのですが、たまに、デモテープで私が明らかに音程を外している箇所を、ボーカリストがそのまま外したとおりに覚えてきて初音合わせで歌うという、ボーカリストに対して大変申し訳ない事もありました。
なので、その後、YAMAHA社から歌うシンセ(MU100+PLG100SG)が出たときは飛びつき、さらにVocaloid(MEIKO)が発売されたときは、待ってました!とばかり、デモテープにおける仮歌のメインツールとなったわけです。
まぁ、私が正確なピッチで自信を持って仮歌できれば、何も問題はなかったのですが…。
そういえば、今になって、当時は「音域」を全く考えてなかったことに気づきました。
私の地声の仮歌に+1オクターブのピッチシフターをかけて、チコちゃんのような声で歌うデモを作っていましたが、実際、女性ボーカルの音域だと男性ボーカルの+1オクターブでは高すぎたんじゃないかと。
これまた、つくづく申し訳ないことをしてしまったなと、思い返すのであります。
そういえば、Vocaloid「初音ミク」の新発売アナウンスがあったとき、どちらかというと、私のような実用的な使い方が主流になるかと思っていましたが、新ジャンルを拡げて引っ張るほどのムーヴメントになったことは、正直驚きです。
テクノロジーの進化と当時のバンドメンバーに感謝しながら、正しい歌唱音域についての学習を深めることにします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
