私が楽曲制作の作業に入る前、日課にしているルーチンがあります。
「清掃」と「体操」と「耳慣らし」の3つです。
清掃は、日替わりでメニューを変え、掃除機をかける日、コロコロする日、フローリングワイパーする日、机を拭く日、以上4メニューを繰り返しています。
かつて20~30代のころは、掃除など滅多にやらなかったのですが、歳を重ねて、清掃のメリットを痛感してからは、欠かせない日課となりました。
心までスッキリするので、掛けた時間以上のご褒美があります。
体操は、昔サウンドハウスさんで買ったストリートライブ用アンプスピーカーで、ラジオ体操を流した後、ダンベルで軽く筋トレします。
身体の節々の不調が分かるので、じわ~っと血を巡らせるように身体をほぐしながら自らを労わっていきます。
最後の耳慣らしですが、これは、アナログレコードのEPドーナツ盤1枚をB面→A面の順番で聴きます。
EPレコードで一番古いのは、寺尾聡さんの『ルビーの指輪』とか、幻魔大戦の映画主題歌『光の天使』あたりで、全部で40枚くらいあるドーナツ盤を順番に聴いています。
レコードの多くは昔買っていたものですが、今でも中古レコード市があると赴いて、気になるものを少しづつ入手しています。
レコードプレイヤー(PIONEER)とプリメインアンプ(DENON)は、40年近く前に買ったものですが、いまだにしっかりと現役です。
耳慣らしとして、頭の中にこびり付いた曲を聞くと、「今日は高音が聞こえにくいな」とか、「この曲こんなにボーカルうるさかったっけ」など、耳の調子も感じ取ることができています。
あとは、自分の曲をミックスする際のバランスの参考にもなっている感じです。
私が所有するレコードとレコードプレイヤーは、CDに切り替わった昭和末期の頃から、長い間聴くことなく棚で眠っていたのですが、5・6年前くらいから聴き始めるようになりました。
長いこと休眠したレコードプレイヤーを処分しようかと、稼働テストしているうちに、懐かしい出音に吸い込まれた感じです。
このアナログレコードは、聴くという行為が1対1の対(つい)になって、しっかり中身を聴かせてもらう構図になり、特にLP(アルバム)ではA面・B面に割り振られた曲順からも、作者の意図やメッセージが詰まっている、ひとつの芸術作品であることを純粋に楽しむことができます。
もちろん現代の楽曲も素晴らしい作品ばかりなのですが、昔のアナログ盤は、作る側も聴く側も手間をかけていた感があって、なんというか「重み」がある気がします。(個人の感想です。)
中学校時代に、レコード屋に自転車を飛ばし、予約特典のポスターと一緒に持ち帰ったレコードを、今も変わらず聴いているという自分が、なんとも少年ぽく感じてしまいます。
だからでしょうか。私の作る楽曲は、この頃の時代をなぞった感じばかりになってしまうのは。
憧れというのは、何十年経っても変わらないのかもしれないですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
