現在、私は楽曲制作にCubaseを愛用しています。
これまで、さまざまなDAWソフトを使ってきましたが、結局Cubaseで落ち着いています。
オーディオ周りの基本動作もさることながら、MIDI周りが充実していたのが理由になります。
かつて、機材周りでMIDIを多用していたので、その頃の名残りもあるのでしょう。ただ現在は、ほとんどソフトシンセに置き換わってしまいましたが。
一時期、CASIOのPX-150 Priviaというピアノ鍵盤をマスターキーボードにしていた時期があるのですが、USB接続が出来てMIDI情報を出力できるので、リアルタイム入力でも重宝しました。
<CASIO PX-150 Privia> ※CASIO社HPから

ただ、出力するMIDI情報が繊細すぎて、コントロールチェンジ情報のCC #88(Velocity Extension)というのが出力され、ベロシティを16,384段階で拾った情報が出力されます。
私のピアノ技法では、基本の127段階でも十分くらいなのですが、究極を極めるピアニストには必要な解像度なのでしょう。
で、このCC #88のコントロールチェンジ情報をDAWが受け取ると、少し古めのVST音源などは、パラメーターが勝手にグイグイ動いてしまうことがありました。
例えば、プレイバック中にプラグインシンセのフィルターがあり得ない速度で急変し、シンセ開発陣も聴いたことがないであろう超未来的な音像になったり、ある小節を境に急に音が鳴りを潜めたり、全く出音に関係ないスライダ-までもがカクカク動く現象を目撃するなど、最初は「自作PC固有のバグかな?…」などと疑っていましたが、MIDI情報をモニタリングして、CC #88が原因だったことを究明しました。
「これは困ったなぁ…」だったのですが、そこはさすがのCubase。MIDI入力情報にフィルターをかけて、CC #88をシャットアウトすることができるではありませんか!本当にありがたやです。スタインバーグ様。
ちなみに、このMIDI入力情報のフィルターですが、新しめのDAWには付いていないようです。一時期乗り換えようとしたDAWにはこのフィルターが無く、それが理由で乗り換えられませんでした。
まぁ、MIDI情報に手を加えてくれなどとオーダーするのは、20世紀から来たユーザーだけなのでしょう。21世紀はMIDI機能が最小限でも不便にならない時代になったのですね。
しかしまぁ、Cubaseのスタインバーグ社やRME社、ドイツの方々から大変貴重な芸術的技術を享受させていただきました。オクトーバーフェストの時期にはビールとソーセージで、この喜びと感謝を表していきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
