作曲で、メロディにコードを付ける作業の時、どうしてもコードが馴染まないときがあります。
響きがつまらなかったりして、複雑なコードで置き換えようとしますが、どれも違うと感じることがあったとき、選択肢としてパワーコードがあります。
コードの表記は「C5」とかになるのですが、C5だと「ド」と「ソ」の2音だけで、Cのパワーコードとなります。
メロディにこのコードを付けるということは、バックのオケでは2音の和音だけにして、メロディで「C」なのか「Cm」なのかを察してください、時にはどっちか分からなく曖昧になりますよ…という表現です。
オケであからさまにCmを鳴らすと、なんか気まずい恥ずかしさが出たりするときは、C5にして、その後のセクションの展開できらびやかなコードを鳴らすと、全体がパッと光る感じになると思います。
曲を作っていると、なかなか、この音を抜くという発想に向かわず、手癖で鍵盤を弾いてしまいがちなのですが、選択肢の一つとして残しておきたいところです。
ギター演奏でも、このパワーコードはとっつきやすいですね。
エレキギターをギンギンに歪ませて、指2本で押さえてるだけなのに、すごい存在感のある響きになる、まさにパワーコードです。楽曲のオケに勢いを付けたいときなどはミュートで弾いたパワーコードのギターを入れたりします。
ただ、ギターのフレットを人差し指と薬指の2本でひたすら押さえ続けるので、長時間同じことをやっていると、指に力が入らなくなってきます。
昔、人前でギターを演奏していて、パワーコードばっかり弾いていたので、じきに指に力が入らない状態になり、フレットに指を垂直に立てるようにして弾いてその場を凌いだ楽しい思い出もあります。
このコード感ですが、行きつくところ、ベースとメロディだけでコード感を感じてもらえれば何となくカッコイイ感じもするのですが、私は彩りのある音像を求めているので、コード弾きでなくともカラカラと鳴り止むシンセっぽい音を混ぜてしまうのだろうなと思います。
あと、コード進行と言えば、私は作業の合間などでたまに、バッハのG線上のアリアのコードだけをポンポンと弾くことがあります。キーは原曲のDで弾きますが、この曲のコード進行、なんとも美しすぎます。
小中学校時代に音楽室でレコード鑑賞とかでこの曲を聴いていたはずですが、何でその時じっくり聴かなかったのだろうと自分を責めたくなるほどロマンティックなコード進行です。
不思議に、これを弾き終えると、どこか優雅な優しい感じで指が鍵盤を離れる感触を味わうことができます。バッハとは一体何者でしょうか。素晴らしいです。
この名曲のコード進行を弾き終えたあとは、自分の曲がたまにみすぼらしく感じてしまうことがあるので、作業はしないことにしています。早々に帰宅の準備をしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
