近未来は到来する? 《AI技術》

子供の頃、ドラえもんの単行本をバイブルとしていた私は、21世紀の世の中はセワシくんが住んでいる22世紀にグッと近づいた世界だと信じていました。

21世紀が四半世紀を過ぎ、私が気づいたことは「ハードウエアとともにソフトウエアが爆発的に進化しちゃった?」ということです。

セワシくんが居住する世界は、ハードウエアの進化を描いていて、私の目に焼き付いていたのは「見えるもの」だけだったのだと思います。

今の私に最も影響を与えているハードウエアとソフトウェアの進化とは、言うまでもなく「デスクトップミュージック」と言えるようになったこと、つまり作曲環境の大衆化という進化なのですが、振り返れば振り返るほど、私が願ったことが実現しているようで、喜ぶことを忘れるくらい驚いています。

その願いの一つが「歌声」でした。

Synthesizer V などで自由自在に自作の楽曲を歌わせることができる未来が来ようとは、理想・空想だったので、改めて「今こそ自作曲をジャンジャン音源化する時」だと、制作に熱がこもるわけです。

…と同時に、全体のテクノロジーが進歩して、AIが楽曲を作れてしまうという時代にもなりました。AIさんには、あくまでもツールとして存在していてほしく、表立ってアーティストみたいな位置づけにならないでほしいなというのが本音なのですが、こればかりは求める側と供給する側の利益・満足が合致すれば、トントン拍子で進化を続けるのでしょう。

さて、「一家に1台ロボットを」の売り文句で、音声で操作するハードウエアなど誕生したこともありましたが、近未来には、自分の家にいるロボット君に「雨の日に似合うちょっぴりエモーショナルな歌をかけて」と音声コマンドをかけると、ロボット君がその場で作詞・作曲・アレンジ・MIX・マスタリングを3秒ほどで完了し、切ないイントロの後に人間以上の歌唱力で歌い出す…ということが起きて来るのかもしれませんね。

セワシが曾祖父である のび太へ送り込んだドラえもんが、テクノロジー最高潮の製品であれば、漫画本のストーリーどおりなのですが、現実のテクノロジーの進化がこれだけ早いのを目の当たりにすると、もしやドラえもんは、型落ちロボットで、廃棄処分するには勿体ないから、のび太の時代へ送り込んで処分したのでは…と、つまらない空想をしてしまいます。

さすがに、音声コマンドで歌を作って歌いだすロボットよりも、ドラえもんの方がはるかに進化したロボットであることに間違いはないのですが、果たして、テクノロジーの終着点はどこにあるのでしょうかね。

人間が音楽を聴くという行為の位置づけが、近い未来には、今とは全く別のものに変わっているかもしれません。私には想像も空想もできませんが。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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