表裏一体 《モチベーション》

作曲をする目的として、1⃣自己表現と2⃣客商売の二面があると思います。

1⃣「自己表現」は、自分でしか生み出せない作品を誰の忠告にも従わずに作り出す衝動。

2⃣「客商売」は、提供販売する前提で、聴き手のニーズに沿った作品を作り出す職人技をここでは言います。

私は、1⃣と2⃣、どちらが優れているとか劣っているとか、そのような感覚は持ち合わせていません。むしろ、両方あってしかるべきだと考えています。

人それぞれ、活動する環境も違うので、目的にこだわらずに、「自分が満足できる状況」に自分を沿わせて行くことが、作曲を長く続けられる要因になると思います。

ただ、自分の作品に過度な「承認欲求」が伴うと、1⃣も2⃣も吹っ飛んで、数字を求めるだけの徒労人になってしまうことは、SNSの浸透で令和の時代は余計に現実的な話になってしまいましたね。

私の場合、1⃣自己表現では、『Musk5cc』のように、周囲からどう思われようが、無価値と言われようが、音源として現し残すことを続けたいのです。

また、2⃣客商売としては、楽曲コンペへの応募など、自分の生み出す作品を誰かの求めるレベルに合致させようとすることにも時間を費やします。

この、私の1⃣と2⃣は、常にリンクしていて、切り離すことができない表裏一体の方向性です。

おそらく、2⃣客商売で生み出した曲は、用済みとなれば、初めから無かったかのごとく地下倉庫へ保存されるでしょうが、作ったプロセスはしっかり残って、次の曲へと受け継がれます。

1⃣自己表現で生み出した曲は、誰の指図も受けずに残り続けるので、アーティストが作った作品という存在になると思います。

私はどちらか片方だけに注力するのではなく、バランスを取って自分のやりたいことを確かめながら進んでいるので、行き詰まりに逢わないのだと思います。

ただ、私の2⃣客商売は、コンペ採用も微塵なので、全く成り立っていませんが、だからといって1⃣自己表現を重視したアーティストなのだという言い訳をしないよう、励んでいく所存です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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