五感を休ませ・喜ばせねば 《作曲》

作曲は、外界とのインターフェイスである「五感」が機能しなくなると、やり方を変えなければならないので、常にベターコンディションになるよう、意識して休ませたり、解放するようにしています。

昔話で恐縮ですが、かつて、賃貸アパートの一室で作曲作業をしていた頃は、騒音が出せないので、ヘッドフォンをしながらの作業でしたが、作業が何時間も続くと『耳』が疲労するのか、音というより振動しか感じない状態になっていたことを思い出します。

また、携帯電話というものが世に出てから、私用と仕事で長々と電話することも増え、機種によっては電話の声の音質が耳をつんざくような極端なイコライジングの機種もあったので、いつしか、右耳の高音が聞こえづらくなっていました。

今現在は、健康診断で聴力検査をすると、右耳は高音(4000Hz)が出ても、ボタンを押せません。勘で押そうとしましたが…素直に諦めました。携帯電話のせいか、長時間にわたる作曲作業のせいか、密室スタジオでのバンド練習のせいか、理由は定かではなく、おそらく全部が影響しているでしょうが、名誉の軽い負傷であります。

なので、楽曲制作中は、音は基本スピーカーモニターで出力し、細かいチェックの時に、右側だけ高音が出過ぎていないか、ヘッドフォンのLRを逆にして聴きながらチェックしたりして、右耳の聴力低下のフォローをしています。

そして、週に1~2日は、耳休めの日を設けるようにしているところです。

『眼』に関しては、2年ほど前、人間ドックで引っかかってしまい、眼科で再検査しましたが、結局「異常なし」とあっけなく完了しました。ただ、その時の縁で、親切すぎる医師の話術にハマり、定期的に眼科に通って状態確認をするようになりました。PC画面とにらめっこの時間が長いので、眼のメンテナンスが出来るようになったのは、かえって良かったなと思っています。

ただ、検査の日は、瞳孔を拡げる目薬をするので、1日中、世の中が眩しすぎる世界になります。

『味覚』は、休ませるよりもバリバリ動かした方が勢いづくので、作曲作業の合間に茶菓子をつまんで、プチご褒美にします。

『嗅覚』で気を付けているのが、作業する防音室内のカーペット清掃です。日替わりで掃除機クリーナーとコロコロ粘着テープでキレイにすると、不思議と異臭から解放されます。私は無臭状態が一番作業に集中できます。

最後の『触覚』ですが、作業中、最も触れる機会の多いマウスとキーボードと鍵盤は、ちょっと奮発してワンランク上のタッチのものを使っています。堅牢かつスムーズな触感は、ストレス皆無で、より作業に集中できます。

「五感」を休ませたり、喜ばせたりして、集中できる環境を整えることを、いつの間にか自然にやっていたようです。

ただ、私の場合、「第六感」は働かないので、メンテナンスの方法が分からないのですが、曲を作って喜び楽しんでいれば、いいメンテナンスになるのでしょうね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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