セシル 《今日の一枚》

アナログレコードで耳の体操です。

今日の一枚は、クリスタルキングの『セシル』です。

<クリスタルキング セシル 1982 キャニオン・レコード>

クリスタルキングといえば、80年代に『大都会』や『愛をとりもどせ!!』がヒットした有名なバンドですが、私が持っているシングルレコードは、この『セシル』だけです。

中学校の卒業の寄せ書きか何かで、全ての歌の中で、この『セシル』が一番好きだと書いていたのを憶えています。

この曲の全てが、当時の私の趣向に見事にマッチした1曲でした。

ミディアムなテンポ、派手過ぎないオケ、爽やかなコード進行、そして美しいメロディが、私の純情な心をガッシリととらえました。

メインボーカルは、この曲を作曲したギター担当の「山下三智夫」さんで、『大都会』などで印象の強いお二人のボーカリストはバックコーラスに回っています。

ずっと私は、あのローボイスの「ムッシュ」さんが優しい声で歌っているのかと思っていましたが、違っていたのですね。

「山下三智夫」さんは、『大都会』や『愛をとりもどせ!!』も作曲されていますが、この『セシル』は自分で歌うというところに、作曲者としての表現のこだわりを察します。

詞の雰囲気は80年代独特のオシャレ感に包まれ、当時中学生だった私には、遠い憧れの世界だったですが、ジャケットのような白い砂浜のビーチをテーマにした曲を書きたがっていた私がいたので、相当の影響を受けていたのだと思います。

初恋に破れるとロマンティストになり、成就すれば現実主義者になると誰かが言っていましたが、今でも飽くなきロマンティストのように曲を作り続けられる私には、破れた初恋は必要不可欠な経験だったのかもしれません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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