バーバーリラックス 《休息》

私は、2カ月に1回は床屋に行きます。スパーク気味の頭を放電してリセットする感覚になれるからです。そして、作曲にもスッキリ取り組めます。

今通っている「小さな床屋」には、通い詰めて7~8年になるでしょうか。

以前、通っていた床屋の中には、10年以上通い詰めた「大き目の床屋」があったのですが、頼んだわけでもないのに、常に店長がカットするため、店長の手が空くまで時間を潰すよう促されるという、なぜか、いつの間にか上得意様待遇(?)になっていて、混雑している店側に負担をかけていたことを思い出します。「店長じゃなくてもイイですよ。」と言えば良いのでしょうが、そもそも理由がわからないので、黙っておきました。私が、どこかのクレーマーだった別人と勘違いされていたら嫌だなと思いながら…。

そうしているうちに、私が引っ越して、通えなくなったのですが、その「大き目の床屋」の満足度を越える床屋を、やっとのことで探し当てたのが、今の「小さな床屋」です。

今、通い詰めている小さな床屋は、マスターと奥様(?)の2人だけなので、こじんまりとした感じなのですが、私がこの小さな床屋に通い詰めている理由は、「絶対に世間話を話しかけられないから」なのです。

この小さな床屋を探し当てるまで、色々な床屋を探し回ったのですが、後頭部近くからデカい声で世間話をされたり、ご高齢すぎてコチラが手を差し伸べたくなったり、極めて事務的だったり…と、床屋探しに難儀しているところに、この小さな床屋にたどりつき、一件落着となったわけです。

この小さな床屋のマスターは、他のお客さんにも余計なことを一切話しかけないので、もしや無言の静寂にドキドキして不安になっているのではないかと案じたのですが、ハサミをギロッとにらみつけて散髪に集中している姿を鏡越しに見て「この人は任せられる人だ。」と思ったわけです。

このマスターは、恐らく何千回と散髪をしてきたはずです。毎回同じルーチンを幾度となく繰り返してきたにもかかわらず、惰性や手クセに任せない手さばきに、「次もまた来よう。」と思わせる、究極の奥義を感じました。

「床屋なんて、安くてサッパリできれば、どこでもイイじゃん。」というのが世の基準かもしれませんが、私は床屋に「静寂」と「心意気」を求めていたことを思い知らされたのでした。

ただ、ひとつ心配なことは、店がいつも空いていて、この7~8年の間で待たされたことが2~3回だけだったという、毎回が私の貸切状態なのと、私が通い始めてから1度も値上げせずで、果たして店の収益は大丈夫かという点です。ある日突然「閉店のお知らせ」が貼りだされたらどうしようかと案じているところです。

他の店に比べてかなりお安めな価格設定なので、値上げしても文句はないので、店を継続してほしいと願うだけです。言葉にはしませんが、念じておきます。

…あれ、そうか、2カ月に1回に行くペースを、月1回のペースに上げればいいのか。早速来週にでもリラックスしに行ってきましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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