これまで、私がCubaseで失敗してしまった処理のひとつを書き残しておきたいと思います。
Cubaseで作った楽曲が再現不能になった事例です。
Cubaseで新曲の作業を始める時、1曲ごとに新たなプロジェクトフォルダが出来上がります。
取り込んだWAVや録音したWAVなども、プロジェクトフォルダに収まります。
やがて、オーディオ編集の作業を繰り返すうちに、用済みのWAVや旧バージョンのWAVなども蓄積していくので、プロジェクトフォルダは次第に肥大化していきます。
かつて、私は、ディスク内のデータサイズの容量を減らすために、不要なWAVをジャンジャン消していく癖がありました。
Cubaseの『プール』を開いて、『使用していないメディアを削除』していくと、フォルダ内が軽くなります。

ただ、この『使用していない』とは、現在開いているCubaseのプロジェクトで使用していないものであって、例えば、別のプロジェクトにて共用で使用していた場合であっても、関係なく『削除』されてしまいます。
私の場合、ひとつのプロジェクトフォルダの中に、バージョン違いのプロジェクトを複数保存したことがあって、別のプロジェクトで使っていたWAVまでキレイに消え去ってしまったのです。
すると、どうなるかというと、別のプロジェクトを開いたときに、オーディオトラックのWAVの波形の一部が消え、全部がちゃんと鳴らない状態になってしまうのでした。
「ああっ!!」と思った時には、既に時遅しで、再現不能なトラックを目の当たりにして、しばし考え込むこと数分、「もう一回作っていこう」となるわけです。
ただ、ファーストテイクの輝きは再現できないもので、「なんか違うんだよな…」と思いながらも、元の形に寄せていくという、虚しい作業をしたことがあります。
これ以降は、プール中のファイルをむやみに削除したりしないようにして、肥大化するプロジェクトファイルも余裕で飲み込めるようなストレージを用意して、「いくらでも来い!」状態にしています。
しかしまぁ、これで分かったのが、ファーストテイクって、初っ端の音なので、しょぼいイメージを付けてしまいますが、実は最適テイクだったりするので、後から欲しくなったりすることは充分にありえるなということです。
前に、この失敗談のような事例を回避する方策をWEBで探してみたのですが、特に見当たらず、それなら、別プロジェクトで使っているファイルは何かフラグでも立ててくれればいいのにと思ったりしましたが、段々にストレージの容量に余裕が出て、使いきれないほどになってきたので、あえてプール内をいじらないようにしていたところです。
消え去ったものを追いかける『無いものねだり』は、心がしぼんでしまうので、なるべく避けたいものです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
