作曲を長く続けていると、『自分自身』と『環境』の変化が、まじまじと見えてきます。
その変化とは、だいたい予測不能だった出来事が多く、その分、目立って印象に残ります。
作曲に限った話ではないのですが、同じことをず~っと続けていると、自分の中でのモノの見方と、走っているライン上から見る外の景色が、両方とも常に変化していきます。
今思えば、どれも『経験』という二文字に収まってしまうのですが、長く続けることでしか見れない景色がそこにはあるのだなと感じることができます。
『自分自身』の変化としては、「無茶をしなくなったこと」が挙げられると思います。
作曲の着想やアイデアの源泉に変わりはないのですが、湧き出たものを2MIXまでの完成形に至らせるために、徹夜したり食事を抜いたりなど、身体に負荷のかかる無茶はしなくなったなと思います。ちなみに、心への負荷は変わりませんが。
年齢を重ねたせいもあるのでしょうが、身体的に負担を強いても、作曲上良い結果が得られないということを身体が学習した結果なのかもしれません。
『環境』の変化としては、テクノロジーの進化が何といっても一番激しいですね。作曲家を志した初心者当時からは思いもつかないようなスゴ技を、電子的最新技術がすんなりとやってのけます。
楽曲を作成しながら完成形のイメージに近づけやすかったり、予想を超える仕上がりになるのは、テクノロジーの恩恵なのでしょう。
私が所有できる楽曲制作の機材としては、ハード的にはこれ以上は望まないので、今後はソフト面、とりわけAIでのアプローチ手法に期待を寄せるところです。自分の楽曲専属のAIバンドが居たら面白いなと思いますけどね。かなりクセが強いキーボーディストがいそうですが…。
振り返ってみると、これらの変化というのは、終着駅のない列車の座席から車窓を眺めているような感じでもあります。まさに、銀河鉄道999みたいですが、それは観光旅行というよりアトラクションの仕掛けみたいな感じです。
決して笑えないようなことも起き、列車を「停めてくれ~!」と叫んだりしますが、次に車窓にやってくる風景を、怖いもの見たさで待ってしまう自分がいるようで、なんとも不思議な感覚を覚えます。
まるで、アトラクションを最後まで楽しみたいかのようですが、多分、見学料金を支払い済みなので、途中で降りてはフイにしてしまうのが勿体ないから…もあるかもですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
