違和感をあぶりだす 《作曲》

自分の曲を作っていて、制作中に耳が慣れてくると、違和感に気付かずにいる事があります。

違和感とは、ごく一部の微細な不協和音だったり、チグハグなコード進行だったり、キーやコードに見合わないハズレ音程だったりが多いです。

「違和感を含めてオリジナリティだ。」と言うには無理があって、スムーズじゃなく聴きづらくなる状況のことだと認識しています。

恐らく、今まで何度か、この微細な違和感に気付かずにリリース公開していった曲もあったであろうと思います。

違和感は、リリースする前に気付いて修正できれば良いのですが、自分の中のチェック機能をすり抜けていくこともあったのでしょう。

そこで、そんな微細な違和感に、リリース前に気付きたいということで、次のようなことをやってみています。

① 時間をおいて聴き直してみる

 耳をリセットして聴き直すと、明らかに『変だ』という箇所が見えてくることがあります。リセットとは、通常生活の時間を挟んだり、ネット動画で他の作家さんの曲を聴いた後に、自分の曲を聴き返してみたりします。

② キー(調)を変えて聴いてみる

 これは結構ハッキリわかります。手癖で慣れ親しんでいるキー(私の場合Dメジャー)にトランスポーズしてみて、メロディとコードの響きを追っかけてみます。

 慣れ親しんだキーだと、幅広に使えるコードでの追っかけができるので、このやり方で違和感を潰すことが多いです。

 ただ、作り込んだ後のキー変更は、手間が増えるので、ラフなアイデアベースの時点での活用が望ましいと思います。余計な時間を使わず済みますので。

 なお、結構直す箇所が多く見つかってしまい、心へのダメージが大きいこともあるので、呼吸を整えてからプレイバックするようにしています。

③ Synthesizer Vのシャクリ始点をいじってみる

 Synthesizer V に歌わせている場合、シャクリの始まりの音がキー(調)やコードに乗っていないと、『曲が変』に聴こえることがあります。

 また、プチ転調などの時は特に、頭の音程が“よれすぎて”いると、せっかくの転調が単なる誤ったコードみたいに聴こえてしまうので、要注意です。

 音程の波形をペンツールで直すか、1音を2音に分割して、2音目を「ー」で入力すると、頭の音程が平らっぽくになります。

<参考> シャクリの直し方の詳細は、こちらをどうぞ↓

シャクリが お上手ですね 《Synthesizer V》 – 碧羽 穣 Joe Aoba

  

…まぁ、本当は、曲を作っている段階で違和感に気付けばいいのですが、これが何故かスルーしてしまうので、不思議なものです。

ただ、何度か手直しを繰り返すうちに、「こりゃやっちまいそうな雲行きだな…。」くらいは分かってくるようになるので、自分のクセがだんだん掴めてくるとは思います。

この『違和感』と『オリジナリティ』との違いを判断していくことは、原作者しかできないことなので、丁寧にすすめたいところですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


error: Content is protected !!