ONE DAY 《今日の一枚》

アナログレコードで耳の体操です。

今日の一枚は、KUWATA BAND『ONE DAY』です。

<ONE DAY KUWATA BAND 1986 タイシタレーベル>

KUWATA BANDといえば、桑田さんの奥様である原さんが産休・育休中に結成されたバンドですね。

私は、桑田さんの路線を突っ走るのかと思いきや、アルバムはロック色1本で、戸惑った記憶もありますが、それも刺激的でした。

そんな、KUWATA BANDの持ち歌の中で、唯一のスローバラードが、このONE DAYです。

ピアノのコード四つ打ちイントロで始まり、徐々に賑やかになってクライマックスに向かっていくというアレンジは、簡単なようで、バランス配分が難しいところです。

どうしても、聴かせたい・自慢したい音を大きく鳴らしっぱなしにしたくなるものですが、そこをグッと堪えて、後のお楽しみに取っておくという、勿体ぶりができるかどうかが、心の鍛錬にもなります。

私が作曲経験初期のころに聴いたこのONE DAYで、その辺のバランスの取り方・勿体ぶり方を習得していったものでした。

また、ピアノ演奏時のサスティンペダルの使い方など、この曲を弾いて覚えたような気がします。

イントロとAメロで、左手ベース音が動くのですが、サスティンペダル踏みっぱなしだと低域が濁ってしまうので、いろいろと研究した思い出があります。

あとは、転調ですね。この曲は最後のサビで全音(2つ)上がるのですが、この転調がもたらす印象を、しみじみ心に焼き付けたものです。

メロディラインが単調なとき、転調して幅を広げることをやったりするのですが、私には、2つ上げはこういう感じになる…という基準の曲になっています。

当時は、Roland αJUNO-2にサスティンペダルを挿して、この曲を弾いていましたが、キーボードスタンドなどは無く、ローテーブルの上に置いて“あぐら”をかいて弾いていたものですから、サスティンペダルは、足の外側で横に踏むみたいなスタイルで弾いていたものです。

もし、ピアノの講師がいたなら「お行儀が悪い」と叱咤されたことでしょうが、そういった方との巡り合わせが無かったので、この曲のピアノを完コピすることができたという大昔の思い出でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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